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かる毘庵

テコンドー指導員・坪井の諸愚考を不定期に連載していきたいと思います。
2024
03,29

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2008
09,25
指導をするようになって、型に関してはある程度決められた動きである為(創造性を別にすれば)指導もある程度し易いですが、組手に関しては中々難しいものがあります。

組手は自由さが良いのですが、その自由さ故に自分の好きな事だけやってしまうという難点もあります。
僕自身、組手はやって覚えろという感じで誰かに細かく指摘されたという事はなかった気がします。(覚えてないだけかも知れませんが)

余りアドバイスされていなかった感がある分、もしまだ緑や青帯だった頃にアドバイスしてくれる方がいてくれたら嬉しかっただろうなと思い、なるべく組手をした後には一言二言気付いた事を言うようにしています。
人により、体格、体力、柔軟性、スピード、力、どれも違いますから、個々人にアドバイスするのが一番効果的なのではないかと感じるからです。

それでも最近組手の練習を始めた方々から何をすれば良いのか分からないと言う事を良く言われるので、皆に共通して言える事はないだろうかと思い、僕なりの考えを稚拙ですが書いてみたいと思います。

組手は自由な分間違いはありません。
最初は何でも良いので攻撃をしていけばいいと思います。そうして自分の手や足の届く距離を覚えていって下さい。

自分の距離を覚えたら今度は相手の攻撃の届く距離をはかるようにして下さい。そうすれば相手と対峙する際の距離を導く事が出来ると思います。
これが基本的な間合いの取り方になると思います。

そして或る程度練習をこなしてきたら自分の強み、長所を見つけ出して下さい。
それは蹴りの強さやスピード、リーチの長さ、柔軟性、或いは身体的な面だけでなく相手の動きを見抜く洞察力かも知れません。何かしら得意とする事があるはずです。
そんなものはないと言われる方もいるかも知れませんが、それはまだ自分自身が気付いていないだけです。必ず何かしらの長所は備わっています。その長所を伸ばしていって下さい。それが自分なりの組手のスタイルに繋がっていくと思います。

僕はよく組手の練習では色々な蹴りを試してみるようにと言っています。
使える蹴りの種類が増えればそれだけ多様なコンビネーションが相対的に増える事になりますし、使える蹴りの種類が少なければ極めて限定的な戦術に終始する事になるからです。そうなれば相手に自分の攻撃を読まれる可能性も大きくなります。

沢山練習をして使える蹴り、得意な蹴りを増やしていって下さい。
しかしただ闇雲に試合の中で多様な種類の蹴りをしろと言っている訳ではありません。使える蹴りを増やして選択の幅を増やして欲しいのです。そうした上で使う蹴りを淘汰洗練して戦って欲しいと思います。

次に考えるのは、蹴りをポイントとする事です。
蹴りが当たってもポイントとならなければ勝利には繋がりません。ポイントは審判が判定します。自分が見られている事を念頭に置いて下さい。
主観的な視点からだけでなく、客観的な視点からも組手ができれば上達も早いのではないでしょうか。

読み返すと至極当たり前な事ばかりですが何か参考になれば幸いです^^;何事も日暮れて道遠しです。

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