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かる毘庵

テコンドー指導員・坪井の諸愚考を不定期に連載していきたいと思います。
2024
03,29

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2009
02,24
  
今回もテコンドーとは少し外れますが・・・(ネタがないのは言うまでもありません)僕の趣味であるジョギングについて書きたいと思います。
 
足を捻挫してから暫く走れていませんでしたが、ほぼ完治?したのでまた走り始めました。元々は試合の体力作りの為に嫌々走り始めたのですが、今では大切な趣味の一つとなっています。
 
形から入るタイプなのでジョギングシューズとipodを買って堀を埋めて(-_-;)、最初は2~3キロから始めました。今は大体6~10キロを40分~60分かけて走っています。
 
仕事から帰ってきてから走るので、辺境に住んでいる事も相まって辺りは真っ暗です。休日等は明るいうちから走ってもいいのですが、明るいと何故か集中できず余り楽しくありません。暗闇の中を走って怖くないかと聞かれることもありますが、僕は暗い方が集中できて楽しいです。
 
ジョセフ・コンラッドは言っています。『真の恐怖とは自らの想像力に対する恐怖だ』と。過剰な不安は払拭するようにしています。それでも町内で熊が出たと新聞に書いてあった時は鈴を持って走ろうかと真剣に検討しましたが(^_^;)
 
特に日が暮れて薄青色の空が次第に濃さを増していく時間に走るのが好きです。
山紫の稜線に沈む赤日、崩れる波のように降り注ぐ赤橙の光と次第に色彩を増す濃紺の空、灰青の空に徐々に本来の輝きを取り戻す星々と柔らかい蛍灯の群れ。川雲は緩やかに遊流し、切り取られたように在る繊月は悠光を照らし出しています。今まで空というものを注意深く眺めた事もなかったかのように思います。
 
走り始めてからというもの自然の移り変わりをよく感じるようになりました。
春には鳥の交響が、夏には蝉の喧騒が、秋には虫達の重奏が、冬には静寂の残響がそれぞれ心を打ちます。
 
走り始めは音楽にのせた高揚感があります。通り過ぎていく様々な想い、大抵はポジティブなものが多いです。そうして走っていると音楽も聞こえなくなり、呼吸、鼓動、衣擦れ、地面を蹴る音だけが微かに聞こえてきます。意識は空無に帰し、景色だけが通り過ぎて行きます。そういう瞬間がとても好きです。
 
こうして自然の中を通り過ぎていくと元気玉でも作れそうな気分になります。(軽く笑えなかった人はドラゴンボールを読んで下さい(^_^;)
 
さあこれを読んで走りたくなってきたでしょう!(笑)人間楽しくない事は続きません。何かを始めたら何か楽しみを見つける、これが一つの事を長続きさせるコツかも知れません。

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