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かる毘庵

テコンドー指導員・坪井の諸愚考を不定期に連載していきたいと思います。
2024
04,25

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2018
04,21

【第三章】

一歩また一歩と森の中に足を踏み入れる。そこには動物達の呼吸があり、虫達の躍動があった。暗闇にくるまれ徐々に森と同化していく。周りから感じた異質な気配は消え、自らがその一部になっていく。
歩幅は段々と大きくなり、枝を踏み鳴らして速度を上げ歩き続けた。しばらくすると月明かりが降り注ぐ、円くひらけた草はらに行き着いた。光の粒子が質量を持った細砂の様に降り注いでいた。

 


時刻は午後三時を少し廻った所だった。市役所から遠くなかったので海を見に行く事にした。車を走らせ、堤防沿いにあった休憩所に車を停めた。ドアを開けると波の音と特有の磯の匂いが全身を包んだ。堤防の石段を降りて砂浜を噛みしめる様に歩いた。

 

どこからか季節を間違えた七星天道が手の甲にとまり、腕の方へ登り始めた。それと同時に辺りの風景が段々とモノクロームに染まっていく。
白昼の空に白と黒の二つの月が空を切り取るように浮かんでいた。白い砂浜に黒い足跡が何かの証明の様に残り、そこから塩の柱が音もなく隆起していった。

 

視界の遠くに映る島では白い巨木の群れが芽吹き、成長し、枯れて砂となって崩れ去るのを繰り返していた。
波打ち際に赤と白の山茶花の群れが寄せては返す絨毯となって揺られていた。その花は遠くの雲から雪の様に際限なく降り注いだものだった。それはひっそりと月の裏に降る雪を思わせた。

海の匂いにかすかな蘭奢待の香りが混ざり合い、七星天道は鮮やかな朱色を袖に沈着させて留まっていた。

 

しばらく歩くと猫が足元に絡みつくようについてきた。歩きにくかったのに加え、少し疲れもしたので砂浜に腰を下ろす事にした。山茶花の群れが赤と白の絨毯のうねりとなって寄せては返す様子をぼんやりと眺めた。猫は柔らかい身体を何度もすり寄せてきた。

 

「おい、ねこ太郎、お前はどこからきてどこへ行く?」そう言って背中を撫でると猫はその場にうずくまった。

「君は悩みなんてなさそうで羨ましいよ、幸せかい?」

顎を撫でてやると、とても気持ち良さそうに目を細めた。なにか食べ物になるものがあれば良かったが生憎そういったものは持ち合わせていなかった。

「名前はありません」

猫はそう言うと大きな欠伸をした。僕は手を止めて、その猫を凝視し耳を澄ませた。

山茶花は尚も際限なく降り続け、巨木群の萌芽と崩壊は連綿と続いていた。こめかみに感じる疼きと共に猫は続けた。

「勝手に名前を決めつけるのは良くないです。あなたも勝手に名前をつけられたら不思議な気持ちになるでしょう?僕は君たちのいうところのネコ、ただそれだけです。しかしそれがあなたの決めたアヴァタールであるというなら買い被りというものです。なんにせよ、僕にだって悩みはあります。なんでしたっけ?そうだ、背中が痒いから掻いてもらおうと思ったのです。ただ悩みとは言わないですね、それはヒト特有のものですから。すいません、もっとさっきの所掻いてくれませんか?」

幾分戸惑いながらも背中を掻いてやるとネコは再び気持ち良さそうに目を細めた。

「うん、とても気持ちがいいです。ココロも晴れやかです。なんでしたっけ?悩み?あなたはいま悩みや不安を抱え込んでいるのですね?ほんと、ヒトは一人残らず精神病なんですから哀れなものです。そんなものネコにしてみたら些細な問題です。巣穴に逃げこんだネズミを捕まえるぐらいどうって事ないことです。僕のカツオ節に懸けてもいい」

猫は僕の目を真っ直ぐ見つめながら続けた。

「今日の悩みは今日忘れてしまう。明日の悩みは明日忘れるのです。悩みなんておいておくんです。夕べがあり、朝があるのですから。そうしたらあなたのやらなければいけない事が見えてきます。太陽が沈んでもばっちり猫目が効きますよ」一通り言い終えると後足で耳の辺りを二、三度掻いた。

「猫目の事は良く分からないけれど、そんなにすぐに忘れる事が出来るなら苦労はしないよ。一時的に忘れる事で問題が解決する訳でもないし」と僕は釈然としない気持ちで答えた。

「ふむふむ、いいですか、全ての生き物は目標をツイキュウしています。特にヒトに関していえばそのヒトの目標を知らなければ、そのヒトの行為や行動を理解することはできません。あなたが特定の困難な状況にある場合でもそれは目的や目標をもつその人が選択した結果なのです。あなたが抱えている不安や悩みもまたその一部なのです。目的、目標を持つ限りそれを分かつことはできません、対極にあってまじわらない様に見えるものがその一部を包含しているのです。生が死の、死が生の一部であるように。ヒトの生の問とは共同体生活、仕事、愛に分けられます、あなたの悩みはどこに所属しているのですか?」

「残念だけど今の僕はその全てに所属している気がするよ」

「おやおや、それは大変です。しかし課題には操作できるものと自分では操作できないものがあります、操作できない事で思い悩ませているのなら時間の浪費ですよ」ネコは前足で顔を洗う様な仕草をした。

「君の言うことも分かるけど、それでも悩みが頭から離れないって事はないのかい?それに悩んだり不安になる事を忘れたらいつか困った事になるんじゃないのかな?食べ物がなくなるかも知れないから蓄えておく、事故に遭うかも知れないから保険を掛けておく、そういうものじゃないのかな」

「だからヒトは残らず精神病だと言ったのです。そんな事、その時が来たらその時に考えればいいことです。僕たちは皆そうしています。だから僕たちは目標に向かっていつも懸命なのです。悩んでいる暇なんてありません。起こっていない事に執着するなんて不思議で仕方がありません。そんなに心配しなくても空は落ちて来ませんよ。大体そんな心配は忘れてしまうといいのです。忘却はより良き前進を生むって衒学家が大好きなフニードニヒ・ニャーチェも言ってるじゃありませんか。彼は実に頭が良い、肉体の死よりも精神の死が訪れるヒトはそうはいません。実にヒトらしい生き様です」

「フリードリッヒ・ニーチェ」と僕は穏便に訂正した。

「でも付け加えておくならその不安、或いは劣等感が成長の原動力になるのも事実であります。ヒトは悩みなくして生きてはいけない、哀れなものです。ですがあなたがその悩みを越えて幸せになりたいというのなら、理を越えた、他者への貢献を前提にした生き方こそが幸福に至るための最大のカギだという事をよく覚えておくといいです。あなた達は無意味な事に価値を見出すのが得意な癖に本当に価値のあるものからは目を背けようとします。僕らの様に本能に従順な社会者からは理解できません」

「他者への貢献」と僕は良く咀嚼するように呟いた。

「一つ聞いていいかな。生き方と君は言うけど、生きるという事自体の意味はどこにあるんだろうか。生きるという事の目的は、目的のある人生を送ることだという人もいる。それが君のいうような本当には価値のない目的であってもさ。野菜を育てて生計をたてるものがいれば、物を遠くに飛ばすことを生業にしている者もいる。その価値基準がよく分からないよ」

「それもまた外郭の見てくれに過ぎません、一つの物事に囚われすぎずに周りをよく見るのです、あなたの外側でなく、内側をです。世界は大きくて広い、逆もまた然り。それはあなたの世界そのものでもあります。何事にも何者にも囚われることのない境地の世界を見出すのです。ウパニシャッドに書いてありますよ」

そう言うと右足を丁寧に舌で舐めた。僕は猫のざらざらした舌触りを思い浮かべた。猫は更に続けた。

「あなたは自分で自分の人生を作っていかなくてはなりません。それはあなた自身の課題であり、あなたはそれに取り組むことができます。あなたは自分自身の行動の主人公なんだから。何か新しいことがなされなければならず、古いものが取り替えられなければならないとすれば、それをやらなければならないのは他ならないあなた自身です」そう言い終えるとネコは四肢で立ち上がり体をブルブルさせた。

「背中を掻いてもらおうと思っただけだったのに少々喋り過ぎました。幾らか慰めになればいいのだけれど」

「僕は人間だから本能に従順過ぎる世界の事は良く分からないけれど、幾らか気分が休まったよ、ありがとう。本も読めるなんてすごいね」

「ヒトは低俗だけど本は素敵な発明品です。ボクは紙をめくる時の音が好きなんです。ヒラヒラしているから思わず引っ掻いて破いちゃう事もありますけど。何モノも本能には勝てません」

僕はネコが肉球を舐めて本をめくる姿を想像してみた。とても奇妙で素敵な光景だった。

「最後に一つ、宝物は地上にではなく、空に蓄えるといいです」

ネコはそう言って伸びをした後、来た道とは反対方向にサヨナラも言わずに行ってしまった。僕は彼が視界からいなくなるまでその姿を見つめ続けた。それが彼に対する礼儀になるのかは分からないけれど。


しばらくその場所で波の音を聞いていたが、安堵感のせいか少し眠ってしまっていた。窮屈な体勢でいたせいか身体が少し痛かった。袖にいたはずの七星天道もいなくなっていた。砂を払って立ち上がり、猫の足跡を探したがどこにも見当たらなかった。


陽はもう落ちようとしていた。黄昏に沈んでいく太陽が目に焼きつき、その斑紋がいつまでも縋りつくように佇んでいた。

 

参考文献

*1 『旧約聖書』

*2 『列子』

*3 『ムンダカ・ウパニシャッド』

*4 『善悪の彼岸』 フリードリッヒ・ニーチェ

*5 『マタイ福音書』

*6 『自己実現論』『人間性の最高価値』 アブラハム・マズロー

*7 『人生の意味』 アルフレッド・アドラー

*8 『持続的幸福論』 ミハイ・チクセントミハイ
*9 『バガヴァッド・ギーター』



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2018
04,19
昨年出場した韓国・アジアテコンドー選手権大会での成果が評価され、4月15日(日)は池田町スポーツ大賞、16日(月)は揖斐郡体育協会の表彰式でそれぞれ優秀選手賞を頂きました!

こうして祝って頂けるとは思っていなかったので望外の喜びでありました。でも一番嬉しかったのは平昌オリンピック、モーグル日本代表の世界王者・堀島選手と少しお話できた事だったかも知れません(*'ω'*)毎冬の楽しみが増えました('◇')ゞ

いつの間にか中日新聞にも取り上げて頂きました。

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2018
04,14

【第二章】

深く暗い森。瀝青を塗った様な粘りのある暗闇の胎動に気圧され、ただじっと立ち尽くし耳を澄ませていた。風が森を揺らし、森が風を揺らす。その反響だけが際限なく続いていた。どれだけの時間が経ったのか、未来と過去が混濁し、少しずつ暗闇と光彩の境界がなくなっていく。
手を見ると、ぼんやりとした黒い輪郭が浮かびあがった。暗闇に溶け込み段々と存在が曖昧になっていくその感覚が僕を安堵させる。前を見据え、ゆっくりと前へ進み出た。


ホンダ製CR-Vのエンジンをかける。頼もしいエンジンの音。実直な足回りとステレオから流れるアップテンポナンバー。高速道路を流れる様に走った。

しばらくして自分を鼓舞しながらハンドルを握っている事に気が付いた。
一体僕は何を期待し、恐れているのだろう。空は悲しさと虚しさを煮詰めて塗った色をしていた。
風を受けとめようと窓を開けて手を伸ばした。掌からすり抜けていく風をバックミラー越しに確かめながらアクセルを踏み込んだ。


大人になればどこへでも好きな時に好きな所へ行けると思っていた。それが自由という事のあり方なのだと。確かに物理的には行こうと思えばどこへでも行けるのだろう。でも本当の意味合いにおいて僕はどこへも行けないのかも知れない。“容れもの”は一つしかないのだから。


途中で
SAに寄り、用を済ませ顔を洗った。そこに映った顔は三面鏡の奥に映った顔の様に視線がどことなく定まっていない様に見えた。もう一度顔を洗い直し、持ってきていたタオルで丁寧に顔をぬぐった。


まずは市役所まで行って手掛かりを探すことにした。

市役所らしい憮然とした外観、画一的に建物の構造でも決まっているようだ。

足を踏み入れ見回すと市民課や健康福祉課などの案内板の他に、天井からぶら下がった“観光案内所”と書かれた矢印を見つけた。さして有名でもない地方都市に観光案内所があったのは驚きだったが僕が知らないだけで観光客が多いところなのかも知れない。もしくは親切な人が多いのだろう。


簡易的に仕切られている案内所の中には地元の特産物や、名物をモチーフにしたキャラクターが間延びした空間を作り出していた。中に萌黄色のエプロンをつけた若い女性と中年の女性がカウンターに控えていた。二人は僕が入ってくると若干の驚きと戸惑いを含んだ複雑な顔をしていた。

どうやら僕のような客は多くないらしい。考えてみれば平日の昼間の客としては珍しい種類だったのだろう。興味のない特産物を取りあえず眺めてみたが、居心地の悪い沈黙と正解のない視線の行き場が気持ち悪かったので早速尋ねてみる事にした。

「すいません、星がきれいに見える場所を探しに来たのですが、この辺りでどこかそういう場所を知りませんか。心当たりがあればでいいんです」

「ホシ?」と二人は顔を見合わせた。

言葉にした後に段々と恥かしさがこみ上げてくる。耳の辺りが赤くなっているのを感じた。僕は一体何を言っているんだ。常識的に考えればインターネットで調べれば済む事だし、アナログな方法でアプローチする事に何か意味があるのか。

しかしその時に安易な方法で事を簡単に済ませたくなかった、それだけあの絵に価値を求めていた事に気付きもした。それが自らが作り出した価値であろうと。

一度口にした以上はどうしようもない。恥ずかしさを堪えながら事情を説明した。

「ネットを使えば早いかも知れないんですけど、ちょっと事情があって取り敢えずここまで来てみたんです。手探りで探したいと言いますか。あればでいいんです、そういう場所があれば」

「事情があって」若い女性の方が少し目を輝かせて繰り返した。

「ええ、まぁ大した事情じゃないですが」僕は反射的に言い訳をする。
絵に書かれた場所を探しに来た、正直にそう言えば簡単だったが、本当はその絵の中の少女を探しに来たのかも知れないという、ちょっとした後ろめたさと気恥ずかしさがあった。

「喜んで調べさせて頂きますから大丈夫ですよ。それも私たちの仕事ですから」と中年の女性が答え、パソコンを操作し始めた。

子どもに話しかけるような温かみのある話し方だった。きっと気まずそうな顔をしていたに違いない。僕はいくらか気持ちが顔に出てしまうタイプなのだ。

「サエちゃん(仮名)そういう所行った事ないの、デートで」愛嬌よく最後の部分を強調する。

「ないですよ。そんなロマンチストな彼氏いたらいいですけど」

「タカエさん(仮名)だって旦那さんと行った事ないんですか」

「うちの旦那が星なんて見に行く訳ないでしょう、暇さえあれば釣りに行くんだから」

「そうなんですか、でも新鮮なお魚食べられていいじゃないですか」

「留守にするのはいいけど、しょっちゅう魚ばっかり持ち帰ってくれば飽きるわよ。いつの間にか竿だって増えてるし」

彼女が無表情にそういった後に目が合った。

「ごめんなさい、ちょっと待って下さいね。ロマンのない男と結婚した可哀想なおばさんが星の綺麗なデートスポットを懸命に探してますから」

「あぁ、すいません」少し面食らって思わず謝ってしまったが、若い女性と一緒に笑い合った。周りの空気が優しく色を変えた。

「ごめんなさい、手間取らせて。やっぱり自分で調べてくれば良かったかな」

「いいんですよ、手探りで探したいんでしょ?さっきも言いましたけどこれも私達のお仕事ですから」その口調に皮肉めいたものは感じなかった。

「そう、これも私たちのお仕事です」と若い女性の方もいたずらっぽく繰り返した。

「幾つかありますけど、ここから近いのはK公園ですね。G市ではないですけど」

G市にはないんですか?」

「そうね、距離的にもここが一番かな」中年の女性はパソコンの画面を見つめたまま答えた。

叔父の絵の裏にはG市と書かれてあったが、この際G市の隣町にあるK公園でもいいように思えた。きっと自分で調べていたらG市の天体スポットを探したはずだ。手探りで探した答えに従おうと思った。

≁割愛する≁

「ありがとうございました。まったくそういう場所がなかったらどうしようかとも思っていたので。ただご飯を食べて帰るだけだったかも知れない。でもこうやって旅の目的地が決められたのは嬉しいです。お二人にはお時間取らせちゃいましたけど」

「星が見える場所を聞いてきたのはあなたが最初ね」と中年の女性。
そして最後かも、と僕は心の中で付け足した。

「それで事情って何ですか?」若い女性の方が尋ねた。

「うーん、またどこかで会ったら教えますよ、多分」と言葉を濁した。

「えー、教えてくれないんですか」そう言って唇をとがらせた。とてもチャーミングな表情だった。


「どこかで会ったらね、星を見に来たって言うだけでも結構恥ずかしかったから」


「気になるなぁ」と若い女性の方はまだ食い下がりそうだったので話題を換えた。

「あと夜ご飯もこの辺りでとろうかと思っているんですけど、お勧めの店なんてありますか?」

「お勧め?何が食べたいんです?」

「チェーン店ではない所ならどこへでも」

「それなら某という店がいいですよ。最近の私のお気に入り」と若い女性の方が教えてくれた。

「この前一緒に行った所?」

「そう、唐揚げおいしかったでしょ」


「私は刺身が良かったけど、唐揚げなんてどこだって一緒じゃない?」

「一緒じゃないですよ、やっぱり魚好きなんじゃないですか、毎日で飽きるって言ってた癖に」

「言われてみればそうみたいね、若いうちは肉、歳とったら魚ね」

「肉も魚もどちらもおいしいお店という事ですね」そう付け足すと二人とも顔を見合わせた後に笑顔がこぼれた。
公園とその店の地図もプリントアウトしてもらい市役所を後にした。

誰かに頼るのも悪くない、そう思った。僕は空を見上げながら旅の目星がついた事に胸を撫で下ろしていた。

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