«第3回アジア大会・ウズベキスタン！【 The Last day 】»

6月9日(日)、大会最終日&帰国の途に就く日。
この日はシニアの決勝戦！とビデオを撮る気満々だったのですが昨日終わってた模様です｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡という訳で各種団体戦が行われていました。ジュニアもシニアも技術の高い戦いばかりでした。

英国WCでの思い出、プレアレンジドスパーリングも行われていましたがこれも皆レベルが高くて驚きました。またやってみたくなってきた！…様なこない様な(´з｀)
昨日行われなかったメダル授与式も行われ、試合を終えた各国の人達と写真撮影に勤しみました。大会ではいつもこの時間が楽しみです(*'-')
女の子が昨日渡したお土産のお礼にと可愛いコアラの手書きの絵をくれたのには感動致しましたyo（*´▽｀*）

昼過ぎには熱気残る会場を後にし、お土産を再び物色に行きました。
用件を終え女性陣はホテルのスチームサウナへ。僕はロビーでまったりと過ごしていました。
そうこうする内バスが来る約束の午後8時になりましたが……来ません(；´Д｀)
仕方ないのでタクシーで空港へ。バッグに入れていたメダルが引っかかって賞状を見せたりして少し手間取りましたが無事に検問を通過。二重に検問があったりで中々厳しいですね。

とうとう中央アジアの地を後にする事に。
危険そうだから積極的には行きたくなかったんですが旅の終わりは一抹に寂しいものです。仁川国際空港、中部国際空港セントレアへ。帰りは疲れのせいか寝て起きたら到着していました(´～｀)

シルクロードの地でのアジア大会。
英国WC以来の国際大会でもありました。優勝する事は出来ませんでしたが不思議と後悔はありません。きっとどの試合も楽しんでいたからだと思います。
WCの際は結果を残す事に囚われていました。試合を、テコンドーを楽しむ余裕もなくただ我武者羅に練習し続けて藻掻きながら結果を求めていました。他を顧みる余裕もなく武道の根本である心技体の心の部分を喪失し悔いを残していました。段々と試合に対するモチベーションも見失いつつありました。

そうした中でアジア大会に向けて練習している時にパルマッソギを行った時の事。
制限された状況の中、駆け引きを使ってポイントを取っていくという作業がとても楽しく思えました。久方振りに楽しんで組手に臨んでいる自分がいました。
その時にアジア大会も肩肘張らずに今持ってるものだけ持って臨めばいいんじゃないかと思えました。自然と力も抜けて良い精神状態で大会に臨む事が出来ました。WCを集大成として臨んだつもりでしたが、そこから見え始めてきた事が幾つもあります。終わりだと思っていた事が始まりであった事を可笑しく感じてます。

限界の碧の空、乾いた風を射る光、眼さえうまく開ける事の出来ない光の旅路の中で見つけた事がまた新しい視野を拡げてくれた事に感謝しています。

『人が旅をするのは到着する為でなく、旅をする為だ』。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

『まだ消えるな、心の火よ』

【 たしけて！タシケント！！ The Last day 】

1. Ms.Yokoがサウナから出てこない。
2. 迎えのバスが来ない。
3. 歓楽極まりて哀情多し。

«第3回アジア大会・ウズベキスタン！【 The Fourth day 】»

6月8日(土)、シルクロードの風吹き抜ける一日。
今日もジュニアの競技の日。午前中は朝から会場に向かい中央アジアの選手の動きはどういったものか学習する事にしました。

ジーンズ姿でリラックスして見ているとシニアの黒帯の選手が練習している姿が見えます。オカシイ…スケジュールでは今日はジュニアのみのはず…しかし深くは考えず請われるがままに写真撮影等しているとモルドバのイケメンが話し掛けて来ました。

『初めまして、会えて嬉しいよ、etc. 君は何段なの?』と世間話。

『ところで何で道着着てないんだい?』

( ﾟдﾟ )...。

「今日はジュニアの競技の日でしょ?」(´・ω・｀)

『今日は一日シニアの競技だよ』。

「..........。」

『Are you sure !?』(((((((( ；ﾟДﾟ))))))))

という事で一大事です。
何故にこんな大事な事が伝わっていなかったのかは謎ですが(多分コーチ会議に出席していなかったから?)仕方ありません。直ぐ様ホテルに戻り道着に着替え防具を用意し、取って返して会場に走ります。
男子初段の型の部が始まっていましたが、どうにか間に合いソソクサとウォーミングアップ。しかし既に慌てて走っていたのであまりその必要はありませんでした。(；´∀｀)

ところでモルドバはアジアなのか?という激しい疑問が後から沸いてきましたが英国ワールドカップでもモルドバのイケメンと知り合いになり、今だにメッセージをやり取りをしている事を考えると、どうやら僕はモルドバ人と縁があるみたいです(´～｀)WC前まではモルドバなんていう国がある事すら知りませんでしたが(；´Д｀)

そして3段型の部が始まりました。

型の試合は落ち着いて早くなり過ぎない様に、直近に参加した大会である兵庫県大会の時を思い出して泰然自若に臨みました。
順調に勝ち進み決勝戦は地元ウズベキスタンの選手。勝ち上がってくるならこの選手だろうと思っていましたが予想通り決勝戦で当たりました。
とても上手な選手だったのでどちらに転んでも納得だと感じていたので後悔のない様に臨みました。4対1で敗退しましたが色々と学ばさせて頂きました。
今後は最初の沈み込みを5.5cm深く、動作を止めるのを0.1/s or 0.2/s長くしようかと色々と模索中であります(｀･ω･´)ゞまだ自分の型は完成形ではないと思っているので次に何をしていけばいいかを感じられた意義のある戦いでした。

休む間もなく組手の試合が始まるとの事(；´Д｀)急いで防具をつけてコートに向かいます。英国WCでは駆け引きもなく猪突猛進に攻めて負けていたので、落ち着いて戦いに臨もうと強く思っていました。そして今回僕のコーチには卯月師範がついてくれています。虎に翼ならぬ、虎に龍なのであります！
マイクロ級は57kgに引き上げられたとあって僕よりも背が高い選手も出てくるであろうと予想はしていましたが、一回戦目からそんな選手と当たりました(´ε｀；)
卯月師範パワーで不思議と落ち着いて組手が出来ました。この安心感はラオウ、いや雲のジュウザが後ろに鎮座している如しです。

順調に勝ち進み準決勝戦へ。相手はWCで面識のあるカザフスタンの選手。
バランスの取れた良い選手だと思っていたので戦えて嬉しかったです。しかし2R途中に怪我をさせてしまい失格負け。…どうもすいませんでした(；´Д｀)尻すぼみな終わり方になってしまいましたが意味を持った試合の数々でした。
落ち着き過ぎていたせいか緊張のせいか、攻撃回数や連携技に不満が残ったのでそこは反省して次に活かしていきたいと思います。
大会を見ていて今回キリギスタンの選手の巧さが目につきました。特に4段の選手の戦い方に啓蒙を受けたので私淑していこうと思っています。

試合後はお楽しみの撮影タイム。各国の人達と写真撮影に勤しみました。
その時に色々な人に型について褒めて頂きました。海外の方はお世辞は言わないものだと勝手に思っているので素直に嬉しかったです。今回は組手についても褒めてくれたので喜びも一塩です。

決勝戦は明日行われるという事を聞いたので会場を後にし、メダルゲットの祝杯を挙げに行きました。タシケントは実にビールにピッタリな暑さ、冷奴があれば尚良かったのですが試合の緊張からも開放されて愉快な時間を過ごしましたヽ(´ｴ`)ﾉ
ウェイトレスさんにウズベキスタンで一番有名な料理はなんですか?と聞くとプロフだと教えてくれたのでウズベキスタンの郷土料理に舌鼓。美味しかったですが、やっぱり脂っこいです(´ε｀；)

お酒もまわり心地よく安堵の夢に就きました。

【 たしけて！タシケント！！ The Fourth day 】

1. Ms.Yokoの時が止まる。
2. 大会日程が前倒しされている。
3. 胸がもたれ始める。
4. Ms.Yokoが何か落としているんじゃないかと辺りを見渡す癖がつく。

«第3回アジア大会・ウズベキスタン！【 The Third day 】»

6月7日(金)、朝はゆったりと支度。
この日からキッズ?ジュニア達の試合が始まりますが、僕たちは夕方のオープニングセレモニーにだけ参加しようという事でそれまでは観光へ行く事にしました。

その前にドルに換金しておく必要に迫られた為、近くの国営銀行へ。
ホテルでは現地通貨ｽﾑにしか両替してくれないので、銀行に行き両替したい旨を伝えましたが時間がかかるとの事。そういうものなのかと待っていると問題発生(；´Д｀)どうやら銀行さんは￥と7を間違えていた模様です。ここの人は7を7と＝を足した表記をする為勘違いが起きた様です。6万換金する予定が76万換金すると間違って伝わっていました(*_*;
6万の換金だったら5分で終わったのにと2時間あまり経過して言われましたyo｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡

気を取り直し観光へ、まずは一番見たかったティムール像へ。

写真を撮りまくり、14世紀最強王の事績に想いを馳せます。日本人抑留者が作った劇場を見に行ったりデパートでお土産も物色。
帰りにファストフード店に入りましたが文字がキリル文字?ロシア語?だったので分からず写真を指さすとこれもない、あれもないとの事ι(´Д｀υ)じゃあ何があるのと聞くとどういう訳かその英語は通じた模様で途中から英語が喋れる知り合い?のお客を連れてきて注文。ケバブが美味しかったです。

そしてオープニングセレモニーを鑑賞にアジア大会会場のTennis Court of Toshkentへ。沢山の民族的な踊りを見る事が出来ました。そして地元の有名な歌手なのでしょうか?の歌を堪能。
セレモニーが終わるとキッズ達の熱戦が続いていました。皆総じて技術を持っている上手な子達ばかりでした。

セレモニーも終わり帰路へ。
Damasと書かれた車のおじさんにホテルまで乗せて行ってもらいましたが騙されませんでした(´・ω・｀)
そしてここらで一度練習しておきたいとレ・グランドホテル横の広場で練習。型を一通り通して組手も軽く行いました。タシケントは日が高く8時以降にならないと暗くならないので7時頃から小一時間程練習し帰宅。

その後皆で夕食を取りに行こうとなりましたが、僕は脂っこい食事のせいか食欲がなかったので夕食は取らずに眠る事にしました。

【 たしけて！タシケント！！The Third day 】

1. Ms.YokoがOno Yokoに見えてくる。 
2. 通りすがりのおじさんが「ビタミンC」と言いながら梅?をくれようとする。
3. 勘違いの為、両替に2時間掛かる。
4. 白タクしかつかまらない。
5. ファストフード店はメニューの半分しか取り扱っていない。(売り切れ?)