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かる毘庵

テコンドー指導員・坪井の諸愚考を不定期に連載していきたいと思います。
2024
04,23

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2014
09,18
8月29日(金)、競技3日目、個人戦最終日。

とうとうマイクロ級の組手の試合があります。試合開始予定は12時頃となっていたのでC師範に1時間毎にウォーミングアップしてもらいセコンドにもついて頂きました。ありがとうございます(*´∀`*)

今回のマイクロ級は元世界大会王者や入賞者、元ワールドカップ王者がエントリーし混戦が予想されます。気持ちを強く、そして前回ワールドカップの時に焦慮に支配された事を思い出し平静を持って臨みました。

予定では僕は赤コーナー、という事は昨日失った赤ヘッドガードを借りなければなりません(-_-;)そこでアジア大会の時に戦ったカザフスタンの選手に借してくれる様お願いしました。快諾してくれて感謝しています。そのカザフの選手はジャマイカの選手と延長戦でも勝負がつかずワンポイントマッソギでの再延長戦で惜しくも敗れました。イギリスの大会でも一緒でしたが会う度に上達してるなと感じました。

組手の後に彼と話しました。「この時の為に数えきれない時間を練習に費やしてきた。しかしその努力はたった3分の中に消えてしまった」と、とても悔しそうでした。彼の努力は無駄ではないし、何かに懸命に向かう姿勢を誰にも卑下する事は出来ないと思います。
そして2回戦目の僕の試合、相手はブラジルの元世界王者です。相手に不足なし!試合開始、軽快に距離を詰めてくる相手。横蹴りorトラで迎撃出来る様、意識しながら距離を取りましたがマットが滑るせいで若干迎撃タイミングがずれる事に苦慮。しかし相手も条件は同じ。ポイントを取られては取り返し、スコア1-1で試合残り数秒。乾坤一擲、いったれや!と突貫。

交錯する両者の攻撃。

主審『赤注意1』

青1-1赤→青2-1赤

えっ(´Д`|||) 


注意3つの減点1で敗北。一体何の注意なのかが今だによく分かりませんが惜敗。

これで今大会の僕の出場競技は終了。ワールドカップ3大会連続のメダル獲得は成りませんでした。結果至上主義なので失望もしていますが、元とはいえ世界王者と対等に闘えた(と思っている)という事は僕にとって大きな財産になりました。そう自分を納得させています。
しかしイギリス・ワールドカップの時、ウズベキスタン・アジア大会の時より内容は良くなっているとも感じています。もういい歳ではありますが(;´∀`)
優勝は元世界・ワールドカップ王者のカナダの選手。「良い試合してたね」と慰めて貰いました(´Д⊂
試合を通して思ったのは勝ち上がっていく人は余裕で勝ち上がっていくのではなく紙一重の闘いを制してきたという事です。
努力は最低限の持ち物として、後は相手選手や審判員との相性、運もあるでしょう。それを手にした人が勝利を手にするのだと感じました。
今回は前回大会とは違いゲームをする事が出来たなと思います。トップクラスの選手と戦える水準までくる事が出来た事は喜びですし、それを支えてくれた仲間の存在に感謝したいと思います。怪我をしてでも組手に付き合ってくれた仲間にメダルを掛けてあげたかったですが力及ばずで残念です。その事だけが心残りです。
競技後は各国の人達との写真撮影に勤しむ事にしました。子ども達には日本のお菓子をプレゼント、日本と言えばのGreen tea flavorなのであります。親切にして頂いたコロンビアのおじ様にはTシャツをプレゼント、「It's beautiful」と喜んでくれました(*´ェ`*)
個人戦最後の日という事で夜には”Gala night”と題された18-35歳カテゴリーの各決勝戦が行われます。遅い昼食を取った後は一先ずホテルへと戻る事にしました。

【続】

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