«第3回アジア大会・ウズベキスタン！【 The Fourth day 】»

6月8日(土)、シルクロードの風吹き抜ける一日。
今日もジュニアの競技の日。午前中は朝から会場に向かい中央アジアの選手の動きはどういったものか学習する事にしました。

ジーンズ姿でリラックスして見ているとシニアの黒帯の選手が練習している姿が見えます。オカシイ…スケジュールでは今日はジュニアのみのはず…しかし深くは考えず請われるがままに写真撮影等しているとモルドバのイケメンが話し掛けて来ました。

『初めまして、会えて嬉しいよ、etc. 君は何段なの?』と世間話。

『ところで何で道着着てないんだい?』

( ﾟдﾟ )...。

「今日はジュニアの競技の日でしょ?」(´・ω・｀)

『今日は一日シニアの競技だよ』。

「..........。」

『Are you sure !?』(((((((( ；ﾟДﾟ))))))))

という事で一大事です。
何故にこんな大事な事が伝わっていなかったのかは謎ですが(多分コーチ会議に出席していなかったから?)仕方ありません。直ぐ様ホテルに戻り道着に着替え防具を用意し、取って返して会場に走ります。
男子初段の型の部が始まっていましたが、どうにか間に合いソソクサとウォーミングアップ。しかし既に慌てて走っていたのであまりその必要はありませんでした。(；´∀｀)

ところでモルドバはアジアなのか?という激しい疑問が後から沸いてきましたが英国ワールドカップでもモルドバのイケメンと知り合いになり、今だにメッセージをやり取りをしている事を考えると、どうやら僕はモルドバ人と縁があるみたいです(´～｀)WC前まではモルドバなんていう国がある事すら知りませんでしたが(；´Д｀)

そして3段型の部が始まりました。

型の試合は落ち着いて早くなり過ぎない様に、直近に参加した大会である兵庫県大会の時を思い出して泰然自若に臨みました。
順調に勝ち進み決勝戦は地元ウズベキスタンの選手。勝ち上がってくるならこの選手だろうと思っていましたが予想通り決勝戦で当たりました。
とても上手な選手だったのでどちらに転んでも納得だと感じていたので後悔のない様に臨みました。4対1で敗退しましたが色々と学ばさせて頂きました。
今後は最初の沈み込みを5.5cm深く、動作を止めるのを0.1/s or 0.2/s長くしようかと色々と模索中であります(｀･ω･´)ゞまだ自分の型は完成形ではないと思っているので次に何をしていけばいいかを感じられた意義のある戦いでした。

休む間もなく組手の試合が始まるとの事(；´Д｀)急いで防具をつけてコートに向かいます。英国WCでは駆け引きもなく猪突猛進に攻めて負けていたので、落ち着いて戦いに臨もうと強く思っていました。そして今回僕のコーチには卯月師範がついてくれています。虎に翼ならぬ、虎に龍なのであります！
マイクロ級は57kgに引き上げられたとあって僕よりも背が高い選手も出てくるであろうと予想はしていましたが、一回戦目からそんな選手と当たりました(´ε｀；)
卯月師範パワーで不思議と落ち着いて組手が出来ました。この安心感はラオウ、いや雲のジュウザが後ろに鎮座している如しです。

順調に勝ち進み準決勝戦へ。相手はWCで面識のあるカザフスタンの選手。
バランスの取れた良い選手だと思っていたので戦えて嬉しかったです。しかし2R途中に怪我をさせてしまい失格負け。…どうもすいませんでした(；´Д｀)尻すぼみな終わり方になってしまいましたが意味を持った試合の数々でした。
落ち着き過ぎていたせいか緊張のせいか、攻撃回数や連携技に不満が残ったのでそこは反省して次に活かしていきたいと思います。
大会を見ていて今回キリギスタンの選手の巧さが目につきました。特に4段の選手の戦い方に啓蒙を受けたので私淑していこうと思っています。

試合後はお楽しみの撮影タイム。各国の人達と写真撮影に勤しみました。
その時に色々な人に型について褒めて頂きました。海外の方はお世辞は言わないものだと勝手に思っているので素直に嬉しかったです。今回は組手についても褒めてくれたので喜びも一塩です。

決勝戦は明日行われるという事を聞いたので会場を後にし、メダルゲットの祝杯を挙げに行きました。タシケントは実にビールにピッタリな暑さ、冷奴があれば尚良かったのですが試合の緊張からも開放されて愉快な時間を過ごしましたヽ(´ｴ`)ﾉ
ウェイトレスさんにウズベキスタンで一番有名な料理はなんですか?と聞くとプロフだと教えてくれたのでウズベキスタンの郷土料理に舌鼓。美味しかったですが、やっぱり脂っこいです(´ε｀；)

お酒もまわり心地よく安堵の夢に就きました。

【 たしけて！タシケント！！ The Fourth day 】

1. Ms.Yokoの時が止まる。
2. 大会日程が前倒しされている。
3. 胸がもたれ始める。
4. Ms.Yokoが何か落としているんじゃないかと辺りを見渡す癖がつく。